会社四季報って何?
会社四季報は東洋経済新報社が発行している企業情報誌です。創刊から80年以上の歴史を持つ情報誌で情報の網羅性が高く継続購読している投資家も多い非常に有名な情報誌となっております。今回紹介する米国会社四季報は会社四季報のアメリカ版です。米国会社四季報は毎年4月に春夏号が、10月に秋冬号が発行されております。年2回の発行ですので四季報ではなく二季報のような気もしますが細かいことは気にしてはいけません。
米国会社四季報の魅力
掲載会社数が多い
米国会社四季報の魅力は何と言っても掲載数が豊富な点です。710以上の米国企業が掲載されており、これだけたくさんの米国企業の情報が掲載されている本は他に無いでしょう。また値上がり率、時価総額、配当利回り等のランキングの掲載もあり自分の投資スタイルにあった企業を簡単に探すことができます。
厳選された掲載項目
米国会社四季報は以下のような掲載項目があります。
米国会社四季報では掲載企業数が非常に多いため、掲載されている会社について詳細な解説があるわけではありません。しかし投資家向けに作成された情報誌ですから、投資判断に重要な情報はしっかり記載されております。数多くの企業から自分にあった1社を見つけるためには、まずはたくさんの会社の要約情報から気になる会社を絞り込んで、詳細に調べるという方法が最も効率的でしょう。
会社四季報で最低限見るべきポイント
企業概況
企業概況はまず最初に確認するべきポイントです。その企業がどんな事業を行なっているのか、最近の動向についても確認することができます。事業内容がわかれば成長産業なのか、衰退産業なのか業界特有のリスク等についてもある程度予想することができます。
業績の推移
株価の最も大きな決定要因は業績です。成長産業に属している企業であっても赤字が拡大し続けているのか、少しでも黒字が出ているのかで先行きが大きく変わってくることでしょう。また同業他社と比較した成長スピードも見ていく必要があるでしょう。
PER・PBR
数ある投資指標の中でも、その銘柄の市場からの評価を簡単に確認できるのがPERとPBRです。PERは株価を1株当たり利益で割って、PBRは株価を一株あたり純資産で割って求めたものです。PERとPBRが高ければ高いほど、その銘柄は市場から評価されている、言い方を変えれば割高な銘柄と言えます。注目している企業で今後業績が絶対に伸びると確信が持ててもすでに、株価が超割高であれば投資を控えた方が良いかもしれません。
まとめ
今回は米国会社四季報の魅力を紹介してきました。GAFA等のハイテク株の株価が上がっていて米国株が気になっている人は多いと思います。米国株を始めたいけど、そもそもアメリカにどんな会社があるのか分からなければ投資するのは怖いですよね。アメリカ世界第1位の経済大国ですからGAFA以外にも優良企業はたくさんあります。そんなアメリカの主要企業の財務情報を1冊に要約してくれているのが米国会社四季報です。投資に興味がない人でも少し眺めるだけで非常に良い勉強になると思います。
私自身も今回初めて米国会社四季報を購入をして本当に良い買い物をしたと思っています。普通の会社四季報はどこの本屋にも売ってますが、米国会社四季報は街で一番大きな本屋さんにも売ってませんでした。なのでAmazonで買うのが便利です。